「生かされている」という感覚

 

 

 

瞑想の世界でも良く言われる

宇宙全体の中で、自分は生かされているということ

これまで、中々実感が持てない感覚でした。

ただ、先日、一人で暮らす89歳の母から

「庭の草取りができない」とSOSがあって手伝いに行った時、

「あゝこんな感じかも」と腑に落ちた感じがありました。

 

ボウボウに伸びた草を刈りながら

この草たちには、これまで

明るい太陽の光が降り注ぎ

時に恵の雨がもたらされ

虫たちが飛び交い

咲いた花たちが母を目を楽しませてきたのだと…

 

こうした「つながり」「循環」「共生」の感じが

「生かされている」という感覚に近いのではないのかと。

 

私たちの体の一つ一つの臓器も、互いに生かし合っています。

口から食べた食べ物が

胃で消化されて

栄養分が腸で吸収される

それが血液と共に全身の細胞に行き渡って

不要な物は体外に排出される

 

この当たり前の循環も

改めて考えれば、物凄く不思議な営み

私たちの体が「小宇宙」と言われる理由がよく分かります

 

庭の草花、自分の体、

そんな身近なところに

「生かされている」ことを感じさせてくれる宇宙があったのだと

母の草取りをしながら気づいたのでした。